2023年製 GIBSON CUSTOM SHOP '59 Les Paul STANDARD入手
高校生の頃に初めて見たGUNS 'N' ROSESのWelcome to the JungleのPVでSlashが弾いていたハードロックメイプルの太いフレーム柄、レモンドロップな色合いのレスポール。
かなり後に知りました、あのGUNSのPVのレスポールはレスポールのコピーだと。
どんな店かも知らず、何があるかも知らず、ちょっといいギターが置いてあるくらいのつもりでフラッと見に行った春日井市のJUNSEI GUITARS(ジュンセイ ギターズ)。
いやいや、そんなに簡単に入れるお店じゃないよ、お店のギターの価格を合計すると大変なことに・・・
見つけてしまった・・・。あのSlashな感じのレスポール。
実は当日は3店舗くらいギター屋さん巡りをするつもりでした。
でも結局行ったのはJUNSEI GUITARSさんだけ・・・。
だーいぶ前にブログで書いた218 Guitarsさんもそうだったな、
買うつもりもなく、Slashな色合いのレスポールがあるから見に行っただけで。
218 Guitarsで見たそのSlashなレスポールは本当に見ただけ。
当時そこまでのお金もなく、218Guitarsさんでは別のCUSTOM SHOPの'58 Les Paulを買ったんだよな。初めて行ったその日に買うこと決めた。
それからは1ヶ月に1回は遊びに行く、ちょっとした常連さん状態。
で、その'58レスポールが気に入ってないかというと、もちろんそういうわけではなく、綺麗で初めてのレスポールで、しかもカスタムショップで、なんていうものだから、弾くスペース(実際に弾いているスペース)を考えると机にぶつけそうで、なかなか弾けなくて。
でも弾くと本当にいい音で、角度により素敵な杢目で。
簡単に言うと大事にしすぎて弾けないのです。
手放すのにもそれなりに勇気がいったの。
買えなかったSlashなレスポールも、今から思うと安い(頭がおかしい、安いわけない)んだけどね。
価格に関して言うと『今(2024年4月現在)がおかしい価格』になっちゃってるから、当時としては正常な価格だったわけ。
'58レスポールを委託に出す前に、218 Guitarsで弾かせてもらったの。
やっぱりめちゃくちゃいい音だったし、完全に俺好みの音なんだよな。
しかもアンプはヴィンテージなMarshall 1959。それに騙されて買った'58レスポールなのよ。
その最後の試奏時に218 Guitarsの向吉さんも弾きました。「これ、めちゃくちゃいい音しますねっ!」って。
「おいっ!あんたが俺に売ったんだろ!」とは思っても言いません。
まだ試奏の音が頭に残ってる・・・。
でもね、やっぱりあのPVで見たレスポールは忘れられなく・・・。
で、'58レスポールを買ってから足繁く通ってるその218 Guitarsに相談。
もうね、218 Guitarsの店長の向吉さんって余計なこと言ういい人なのよ。
'58レスポールを218 Guitarsに委託という形で出して、「売れれば出会いがあった、売れなければ出会いではなかった」、という都合のいい言い訳にしてみれば、と言われたことをそのまま鵜呑みにして委託。
そして・・・
運命は、買う方向に向かってしまったのです!
委託の'58レスポールは1週間で売れたちゃったので、速攻でJUNSEI GUITARSに電話。取り置きしてもらい、その1週間後に行きました。
いやいや、2週間、待ち遠しかったよ。
JUNSEI GUITARSさん、218 Guitarsさんは行ってはダメ最高です。
もうね、買えるか買えないかは別として、金銭感覚がおかしくなる。
でもね、あんなに楽しい空間はない。
カメラと一緒だね。30万のレンズの横に5万のレンズがいると安く感じる。
安くねぇよ、バカかお前は。
でもね、行けば楽しいよ〜。
JUNSEI GUITARSさん、レスポールについて色々教えてくれました。
最初の日は3時間くらい居たんじゃないかな?
購入日も3時間以上居た気がする。
'58レスポールもそうだったけど、ハードロックメイプルって、見る角度によって木目が変わる素敵な木。
新品だからかな、持って帰ってきて、ギターの置いてある部屋へ近づくだけで甘い香りが漂ってくる。
VOSなので、わざと擦り傷のような跡がつけてあって、PUも擦れているような跡がつけてある。
![]() |
フロントPUの擦り傷 |
![]() |
錆びてる |
![]() |
テールピースの擦り傷 |
![]() |
PUセレクターのスイッチの飴色と文字の消え方 |
本音を言うと、擦り傷程度では綺麗すぎて大事にしすぎて弾けない。
レリックならば何も気にせず弾けるのに・・・。
でもレリックを買うとなると更にお金の上積み。
レリックなレスポールはMURPHY LABしかないし、MURPHY LABだと俺の好みなSLASHなレスポールは見たことない。
となるとVOSってことになるし、MURPHY LAB買うなら、もう1本別のギター欲しいし(言い訳)
2023年モデルは、もうペグ以外はほぼ本物の'59バーストと変わり無いくらいの形状、スペックらしい。
もちろんこれは受け売り情報。
本物のバーストは35年前に1度見たきり。当時大学生だった俺に買えるわけもなく(とはいえ本物の'59バーストは1989〜1990年くらいかな、400万円くらいだった。R32のスカイラインGT-Rの新車が400万円くらい。バブルな当時なら無理すれば本物の'59バーストも買えなくもない価格。今となってはねぇ・・・)そんな細かいところも見るわけもなく。
と、今となってはどうでもいい話。
にしても、この木目、本当にかっこいいよなぁ。
写真はちょっと茶色っぽいけど、もっとオレンジな感じです。
RAW現像までしたけど、これ以上黄色っぽくすると杢目が出ないのです。
![]() |
この杢目にやられた |
![]() |
この角度だとハードロックメイプル感がいい! |
![]() |
この角度だと杢目がわかりづらい |
![]() |
バックは1ピースマホガニー |
ああ、本当に惚れ惚れする〜
![]() |
キャパシタはバンブルビー |
![]() |
PUセレクター |
俺にとってレスポールはここまでの金額を出して買おうと思えるギターだな。
ストラトももちろん好きだし、古いトーカイのストラトとか持っている前提で。
Fender Custom Shop言えど材質(アルダーと木目の入ったメイプルとの比較という意味で)、作り(ボルトオンとセットネックの手間の違い)を考えると手間と元値が全然違う気がする。
そういう問題じゃねぇよ、というのは無しです。
もちろんCustom Shopというその価値がわかっての話しです。
218 Guitarsでトーカイとカスタムショップのストラトの違いは嫌というほどわかってますから。
ましてや本物の55年のストラトの音と言ったら、びっくりするぜ。
でも、言ってる意味わかる人いるよね、きっと。
というわけで、NMGしたお話でした〜
コメント
コメントを投稿