スペースエコーを買ってしまいました

先日、子供がPSPの中古のゲームソフトが欲しいというので、某中古屋さんへ行った時のこと。

ROLANDのスペースエコーがジャンクとして置いてあるではないか！
電源は入るが、音は出ないと書かれていた。
ジャンクでも、どうにも欲しい気持ちが。
ちょうどオークションでいろいろと売ったお金でノートPCを買ってしまったので、その時の手持ちのお金では買えない・・・。

トップのフタはネジで止まっていて開くことができない。
中のテープが切れていてとかの理由で音が出ないなんて推測もありうる。

しょうがないので、一応その時は諦めた。
でもどうにも忘れられない。試したくてしょうがない。


家でちょっと調べてみた。
電源が入るのは間違いないから、ここで第一関門は通過。
モーターが動かないものもあるとのこと。
それだったらもう諦めかなと。
ヘッドを掃除したら音が戻ったというブログもあった。
これは！もしかしていけるかも。
ネジでフタが止まっているものは初期型！とのこと。
もうどうにも止まらない！

で、なんとかお金を工面して行きました。
まず、スペースエコーでもいくつかタイプがあるが、置いてあったのはRE-150というタイプ。
先日は全く確認もしなかった。
RE-201からスプリングリバーブを抜いたものとか。
まあ、エコーのみのシンプルなものということか。

お店の人に頼んで、ネジを外してもらい電源を入れさせてもらった。
テープは動く。モーターは問題ない。
あとは音だけだ。ヘッドの掃除だけで何とかなれば！と買ってしまった。
これ、でかいね。大き過ぎでしょ。今のコンパクトエフェクターの感覚でいけば、持ち運びは無理だ。
ORANGEの小さいアンプヘッドよりもでかい。
もっとも今はバンドをやっているわけではないから、持ち運びはしないけど・・・。

家へ帰って、BOOGIEで鳴らそうと思ったが、面倒なのでマーシャルのMG2FXにつないだ。
ここはBOOGIEだろという声が上がりそうだけど、いろいろと面倒くさい。

マーシャルのディレイとコーラスをかけっぱなしにしていて、普段はそのまま使っているからディレイの切り方がわからない。
LAメタル好きなんで。
自分のものなのに何やってんだとか自分に思いつつ、試行錯誤してディレイを切った。
で、RE-150のスイッチオン。
最初はしばらく使っていなかったケーブルを差したから音が出ない。
ああ、やっぱりジャンクだ、とRE-150からケーブルを抜き差ししてたら音が出た。
おっ、もしかして！
ノブを回してみると、ちゃんと効いた！
全部のノブにガリもなく、全部効く！
ああっ！当たりだ！
お店の人は、これを何だと思ってたんだろ？

その後、マーシャルもクリーンにしたり、歪ませたりといろいろと試してみたけど、評判通りノイズは出る。
中のテープが回っているとこ見ると、なんちゅうアナログなんだと改めて思うよこれ。アナログの極みみたいな機材だからね。
1時間程度しか触っていないから確実なことは書けないし、おそらく音が痩せていると思うし、ノイズはあるしで、使いにくい部分もあるけど、
確かにこれでしか出せない音はあると思う。
存在感ありすぎ。

外観いいね。カッコいい。

フタをあけると

フタの裏には新品のような説明書。

本体のボトム部にはメッシュが貼られていた。

熱を持つのかな。

これはBOOGIEにつなぐべき機材だな。
これ書いたら繋いでみよ。

買った値段はオークションで売られているものの約半額。